低血糖になった時のために!何を準備しておけばいい?

特に1型糖尿病でインスリン製剤を使用中の方は、体調や生活状況によって低血糖になる事も多く、日頃の準備が必要です。

急な低血糖のために準備しておくもの

まずはブドウ糖を準備しましょう。口に含むと溶ける粒状や錠剤になっているもの、水に溶けやすい結晶状のものや、ゼリー状のものも市販されています。もしブドウ糖がなければ、ブドウ糖を多く含むコカコーラやファンタグレープ又はオレンジなどの清涼飲料水でも良いです。

ブドウ糖がなければ砂糖でも低血糖時に役に立ちます。ただし砂糖は二糖類なので消化されてから吸収されます。直ちに吸収されるブドウ糖よりも効果が遅れます。

また、α・グルコシダーゼ阻害薬は二糖類や多糖類の消化吸収を阻害して高血糖を防ぐ薬ですので、その服用が原因で低血糖になった場合、砂糖摂取では効果が遅いのでブドウ糖が望ましいです。とはいえ砂糖では全く無駄というわけではないので、もし砂糖しかなかったら摂取して下さい。

また、急な低血糖症に備えてグルカゴン注射キットも準備しておくと良いでしょう。グルカゴンは膵臓のα細胞から分泌されるホルモンで、低血糖を察知すると肝臓のグリコーゲンを分解してブドウ糖に変える作用があります。

ほとんどの低血糖が、インスリンや経口血糖降下薬など、高血糖を防ぐ治療薬の服用が原因で起こるので、その逆の効果があるグルカゴンも準備しておくべきかもしれません。

急な低血糖のために準備しておく心がけ

急な低血糖のためのブドウ糖や砂糖などを準備していても、それらをいつも携帯する必要があります。特に日常的に自動車を運転される方の低血糖状態はとても危険ですので、車内にも常備しておくと良いでしょう。

低血糖に備えてグルカゴン注射キットを準備していても、その使い方を知らないと役に立ちません。ご家族や友人にあらかじめ説明しておく事をお勧めします。

低血糖時に助けてくれる人が一緒にいない場合に備えて、糖尿病IDカードを身につけておく心の準備も必要です。何よりも単独行動を行う際は空腹時間を長引かせないなど、低血糖になりやすい行動を避ける用心深さが大切です。