低血糖発作が起きたときの対処法と発作が起きないためには?

インスリンの誤用投与や空腹時の運動、カロリーを消費する入浴や飲酒、不十分な食事量などが原因で低血糖状態になると様々な症状が発作的に表れてきます。それに対してどのように対処すればいいのでしょうか。

低血糖による発作時の対処方法

低血糖状態では、まず手の震えや激しい動悸などの発作がありますので、不足するブドウ糖を補給するために角砂糖等をなめる対処法があります。もし角砂糖等が手元になかったら、ブドウ糖や果糖を含む缶ジュースなどを150mlLから200mL飲みます。

その後、血糖値を計ってみて、まだ標準値以下でしたら、更に角砂糖やジュースを追加してブドウ糖を補給して、落ち着いたらおにぎりやパンなどを軽く食べます。もしも発作で本人の意識が薄くて自分で対処できない場合は、家族や友人など近くにいる方に頼んでおいて、ジュースや砂糖を唇や歯肉に塗りつけてもらって下さい。

これらの対処はあくまでも発作時の救急的措置で根本的な治療ではないので、その後すみやかに救急車を呼ぶなどして、医師の治療を受けた方がいいでしょう。

低血糖の発作防止方法

運動療法や食事療法が主体の2型糖尿病の方は、発作が起きるほどの低血糖になる事は殆どないのですが、1型糖尿病の方は薬物療法を行うため油断できません1型糖尿病の方が低血糖になって発作に苦しめられないようにするための防止方法としては、まず定められた時間と用量を守ってインスリン注射や間食をとる事が第一です。スルホニル尿素 (SU) 薬を使用中は、低血糖にならないよう気をつけた方が良いでしょう。

2型糖尿病の方は、食事の間隔を開けすぎない事が大切です。アルコールは肝臓に負担をかけるので控えておく事をお勧めします。カロリーを消費する運動や入浴は、空腹時には避けた方が良いでしょう。

以上のように発作防止を心がけても、低血糖は防ぎきれず起きてしまうかもしれません。低血糖時に表れる発作は人によってそれぞれ異なりますので、低血糖の程度が軽い時にまず自分に表れる発作を把握しておいて、それ以上悪化する前に何らかの対処方法を試みるようにして下さい。