血糖値は毎日の食事によって簡単に上下する!?

カロリーの多い食事をして血糖値の高い状態が続けば、その人はやがて糖尿病と診断されてしまいます。糖尿病になるとさまざまな合併症を引き起こす危険があるので、それを改善するために血糖値を上げないような食事を行う必要があります。

つまり、糖尿病の人が注意しなければならない重要なテーマは食事であり、この食事によって血糖値は簡単に上下してしまいます。

血糖値を抑えるための食事の仕方

では、血糖値を抑える食事をするためにどうすればいいのかということになりますが、これを考える前に、日本人がある誤解をしているということを知っておかなければなりません。その誤解とは、血糖値は高カロリーで脂っこい欧米型の食事を続けることで起きるということです。

実はこの概念は最近の研究の結果によって誤解であることが分かってきており、血糖値を抑えるためには高カロリーで脂っこいものより、むしろ炭水化物を抑えることのほうが重要であるということが分かってきたのです。

炭水化物といえば、私達日本人にとって身近なご飯もそうですし、麺類などもその代表です。実はアメリカの研究によれば、タンパク質や脂肪はまったく血糖値を上げないが、炭水化物は摂取してから15分以内に血糖値を上げることが分かっています。

炭水化物はその後、2時間以内に100%がブドウ糖に変化して吸収されるとのことですが、こうした研究結果からいえることは、これまで糖尿病に関して危険だと思われてきた肉・魚よりも、ご飯や麺などの炭水化物のほうが血糖値に関しては危険だということです。

ブドウ糖の原料は炭水化物である

血糖値を抑えるためには炭水化物に注意しなければならないという考え方については、まだ簡単に信じられない人もいると思います。しかし次のことを考慮すれば容易に理解しやすくなるので、ぜひ覚えておいてください。

それは、血糖値が上がるということは血液中のブドウ糖の濃度が上がるということ、そしてそのブドウ糖の原料は炭水化物であるということです。したがって、炭水化物を急激に摂りすぎることは血糖値を上げることになるので、結果として糖尿病になる確率を上げることになるというわけです。