インスリンが不足すると血糖値が高くなる!?

インスリンと言う言葉を中学、高校の理科で習ったことを覚えている方も多いと思いますが、良く分からない単語が並んでいた、というイメージがある方も多いかもしれません。しかし大人になるとこのインスリンが健康に関わってくる重大な単語だと言うことを認識したと言う人も多いでしょう。

インスリンは糖尿病や高血糖と直結しており、血糖値を上げないためにもインスリンの作用について知っておくことが望ましいです。

2型糖尿病を引き起こすインスリン不足

インスリン不足で起こる高血糖は2種類あるのですが、現代人に多く見られるのが2型糖尿病です。肥満体型の人が多く、食後、通常時の血糖値が大変高くなっているのが特徴です。

2型糖尿病の場合、インスリンが関わってくるのは重症化してからですので、インスリンがなぜ血糖値コントロールに必要不可欠なのか、知識として溜めておくことで、糖尿病や高血糖がこれ以上ひどくならないよう気をつけることができるでしょう。

インスリンの役割は、血液中の血糖を細胞や器官、内臓に運びエネルギーとすることです。食事を取ると炭水化物が胃で消化され、ブドウ糖となって血液中に放出されます。

血液の流れに沿ってブドウ糖はエネルギーとして、インスリンの力を借りて各臓器や細胞に運ばれるのですが、インスリンが不足すると本来運ばれるはずのブドウ糖が血液中に残ったままになります。すると血液中にブドウ糖、詰まり血糖があふれた状態となり、血糖値はどんどん上がっていってしまうのです。

子どもに多い1型糖尿病にもインスリンが!

インスリンが関わる最も大きな病気は1型糖尿病です。この病気は子どもの頃に発症する人が多いのですが、インスリン注射が欠かせません。というのも、1型糖尿病は常に血糖値が高い状態だからです。なぜかというと、通常膵臓のランゲルハンス島で作られ、分泌されるインスリンが体の中で作られなくなってしまうのです。

原因は免疫細胞がランゲルハンス島を病原体と間違って認識して攻撃してしまうためなのですが、インスリンが作られないと言うことは常にインスリン不足の状態であり、外からインスリンを補充しなければ血糖値は上がったまま、危険な状態になってしまうのです。