血糖値が高くなると脳下垂体機能亢進症になりやすい?

高血糖が続くことで恐いのは糖尿病になることだけではなく、それに関連した合併症や余病にかかることでもあります。

糖尿病に関連した合併症や余病はとても多く、やけどや敗血症をはじめ、悪性腫瘍、冠動脈疾患、脳炎、肝疾患、甲状腺機能亢進症、関節炎、多発性硬化症、副腎質機能亢進症、脳下垂体機能亢進症などがあります。どれも重大な病気ばかりですが、ここでは脳下垂体機能亢進症について考えてみたいと思います。

脳下垂体機能亢進症とは

脳下垂体機能亢進症も糖尿病の余病の一つですが、この病気は下垂体の過形成によるホルモン異常によって起こるものであり、さまざまな病状を呈するのが特徴です。

この病気の恐ろしいところはホルモン異常が発生することであり、それによって集中力が低下したり、成長障害が起こったり、授乳中の乳汁分泌低下などが起こります。

いずれも支障が大きい病状なので、脳下垂体機能亢進症にならないためにも、血糖値を正常化させて糖尿病を改善する必要があります。ではどうすれば血糖値を抑えられるのか、その点について考えてみましょう。

血糖値を抑えて脳下垂体機能亢進症を予防する方法

血糖値を抑えるための一つの方法はカロリー制限を行うことですが、これは適切な食事療法によって行うことができます。適切な食事療法は、炭水化物を抑えた食事を行い、代わりに食物繊維を多く摂るようにすることです。加えて、早く食べるのをやめ、時間をかけてゆっくり、またよく噛んで食べるようにします。

食物繊維を含んだ食品にはかぼちゃ、ごぼうなどがありますが、血糖値を抑える効果をもつのは食物繊維だけではなく、ミネラルの一種であるクロムを含んだ食品もあります。クロムを含んだ食品は、玄米、ブロッコリー、ひじき、キノコ類、ナッツ類などです。

こうした血糖値を抑える食品を摂り入れた食事療法はとても有効なので、ぜひ継続して行っていきましょう。ただし、高血糖状態に応急処置的に対応するために、α-グルコシダーゼ阻害薬などを用いた薬物療法が必要になる場合もあります。