血糖値が高くなると目の病気「網膜症」になる危険性がある!?

高血糖のリスクには糖尿病などいろいろなものがありますが、網膜症もその一つです。高血糖による網膜症は糖尿病網膜症といわれ、糖尿病の3大合併症の一つにも数えられています。

視力低下など各種異常をきたす症状があり、場合によっては失明にいたることもあるほど危険な合併症です。したがって血糖値が高くなりやすい傾向にある人は、この網膜症についても警戒しておかなければなりません。

高血糖で網膜症になる原因とは

そもそもなぜ高血糖で網膜症になるのかといえば、網膜に張り巡らされた血管の流れが高血糖によって悪くなるからです。血糖値が高くなることは、血管に負担がかかる状態を招きますが、この理由から、高血糖では網膜症を合併しやすいのです。

メカニズムはとてもシンプルなもので、その点安心しやすいともいえますが、予防や治療については注意が必要です。なぜなら、糖尿病網膜症は本人の自覚症状が少なく、症状がないまま進行する病気だからです。

自覚症状の多い病気なら、その症状に気づいてすぐに対処することができますが、糖尿病網膜症の場合はそれができないのです。したがって、症状を確認したら処置を行うという方法では、対応が遅くなることもあります。

網膜症への予防と対処法

では、どのように糖尿病網膜症を予防したり初期段階で処置したりすることができるのでしょうか?それは、血糖値が高くなった段階で、目に異常がないかどうかを検査してもらうことです。

糖尿病網膜症は血糖値が高いことが温床になっている病気なので、高血糖になったらそれを目安に目も検査してもらうようにしましょう。繰り返しになりますが、網膜症は進行すると失明などかなり危険な状態をもたらします。

そして、かなり進行しても自覚症状がないことがほとんどなので、症状で判断するのではなく、血糖値の状態を目安に検査を行うようになさってください。ちなみに糖尿病網膜症の治療では、精密眼底検査、蛍光眼底撮影、網膜循環改善薬の使用、虚血部分へのレーザー照射することによる光凝固の手術などがあります。