クッシング症候群になると血糖値が高くなる!?

糖尿病になることを恐れる人は、血糖値だけを用心していればいいと思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。糖尿病はときに高血糖以外の要因でかかることもあるため、そちらにも注意を払う必要があります。

例えば、クッシング症候群という病気がありますが、この病気から糖尿病に至ることもあります。この病気について聞いたことのない人は、ぜひその概要や基礎知識について知っておくようにしてください。このクッシング症候群は、糖尿病に関係するというだけではなく、かかると感染に弱くなるなど重大な症状を招く恐ろしい病気です。

クッシング症候群とは

クッシング症候群とは、体内で副腎皮質ホルモンが異常にたくさん生成されることで起きる病気です。原因は副腎皮質に腫瘍ができることですが、これによって体内で副腎皮質が過形成されてしまい、結果として副腎皮質ホルモンが異常発生してしまうようになるのです。

その症状は多岐にわたるもので、肥満、にきび、高血糖、糖尿病、骨粗鬆症、脊椎の圧迫骨折、塩分不足、だるさ、ほてり、不眠、肺炎などがあります。病気をそのまま放置すれば症状は進行していき、肺炎などから死に至ることもあるので注意しなければなりません。

このように、糖尿病以外にも重大な症状を招く恐れのある病気であることが分かります。

手術で腫瘍を摘出する事に関係して

クッシング症候群の治療は、薬物治療では決定的なものがなく、効果的なものは手術で腫瘍を摘出することです。通常経蝶形骨洞手術(経鼻的手術)と呼ばれる手術法がありますが、これによって腫瘍を摘出することで治療を行います。

手術で腫瘍を取り除けない場合もありますが、その場合はガンマナイフと呼ばれる放射線療法によって治療を行う場合もあります。薬物療法としては、副腎皮質ホルモン産生阻害剤が筆頭に挙げられますが、目ざましい効果が得られないため、薬物療法はあくまでも補助的なものとなっています。

さて、クッシング症候群になると糖尿病になる可能性もあるので、そうすると血糖値が高い状態が続くこともありますが、その場合は高血糖状態を改善する処置が必要になります。