血糖値が高くなると甲状腺機能亢進症になる?

血糖値が高くなる病気といえば糖尿病だけかと思われるかもしれませんが、実はそれ以外にも血糖値が高くなる病気があります。それは甲状腺機能亢進症と呼ばれる病気で、これは一般にバセドウ病とも呼ばれています。

この甲状腺機能亢進症は、甲状腺が働き過ぎになる病気のことで、体のいろいろな機能が加速されてしまうのが症状の特徴です。

原因には、グレーヴス病や甲状腺炎などいくつかありますが、中には血糖値が高くなるということもあります。したがって糖尿病に間違われやすい病気でもありますが、決して甲状腺機能亢進症は糖尿病ではないので、正しく見分ける必要があります。

甲状腺機能亢進症の症状とは

甲状腺機能亢進症と糖尿病の違いを見分けるためには、甲状腺機能亢進症特有の症状を知る必要があります。

それは、腺全体が肥大することや、腺を押すと痛みを感じること、脱力感にも関わらず活動量が増える状態になること、食欲が増進するのに体重が減る、不眠症、神経過敏、不安感、手の振戦、多汗、不整脈、血圧の上昇、心拍数増加などがあります。

以上のように、身体のさまざまな機能が加速されていくのが症状の特徴となっています。こうした特有の症状が出るかどうかを見て、それが甲状腺機能亢進症か糖尿病であるかを見分けることができます。

甲状腺機能亢進症の治療について

甲状腺機能亢進症の治療については、症状や程度によってさまざまな方法が用いられます。例えば、甲状腺機能亢進症の諸症状を制御するための方法として、プロプラノロールと呼ばれるベータ遮断薬の投与、そして甲状腺の甲状腺ホルモン産生量を減らすための方法として、プロピルチオウラシルやメチマゾールです。

甲状腺の一部を破壊することが必要になる場合もありますが、この場合は放射性ヨウ素を経口で投与する方法が用いられる場合もあります。

このようないくつかの方法によって治療を行っていきますが、治療を怠ると症状が進行して臓器に過度のストレスが加わっていくようになるため、甲状腺機能亢進症になったら必ず放置せずに治療を行ってください。