血液検査の血糖値から甲状腺機能亢進症を調べよう

血液検査の血糖値が異常値を示していたら、それはただちに糖尿病が疑われるところです。しかし、血糖値異常で疑われる病気は糖尿病だけではありません。実は甲状腺機能亢進症という病気がありますが、この病気も高血糖の症状を示すことがあります。

甲状腺機能亢進症は糖尿病の余病とも見られていますが、これ単独でかかることもありますし、放置すると危険に至る病気でもあるので軽視することはできません。ここでは甲状腺機能亢進症の概要と治療法についてご紹介していきますので、ぜひ学んでおかれるようお勧めします。

甲状腺機能亢進症は身体の代謝が異常に高まる

初めに甲状腺機能亢進症とは何かについて説明しますが、これは簡単にいえば、甲状腺からの甲状腺ホルモンが異常分泌されて、身体の代謝が異常に高まってしまう病気です。

ホルモンの分泌も代謝機能の高まりも、正常な範囲であれば問題ないのですが、これが異常な領域で分泌されてしまうため、それによって種々の病状をきたすことになります。

原因としてはTSHレセプター抗体が甲状腺を無制限に刺激することで、これが原因で甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、機能亢進症が発生するというメカニズムです。

症状には、イライラしたり怒りっぽくなること、足や全身の震え、排便の回数が増えること、動悸、疲れやすくなる、精神的な興奮、多汗、暑がりになることなどがあります。

甲状腺機能亢進症の治療法

治療法は3種類の方法が、甲状腺の大きさや年齢などを考慮しながら用いられます。その3種類とは、抗甲状腺薬治療、手術、アイソトープ治療ですが、薬物治療においては、チアマゾール、プロピルチオウラシルの投与、手術では甲状腺亜全摘出、アイソトープ治療では放射性ヨードの投与となります。こうした方法で治療を行っていきますが、通常はまず抗甲状腺薬治療から始められます。

このように治療法は一応確立している病気ではありますが、女性では100人に1人の頻度でみられるといわれるとおり、決して珍しい病気ではないので、油断は大敵です。自覚症状がなくなっても治ったかどうか判断しづらい病気なので、決して自己判断しないように注意してください。