血糖値が高くなると感染症にかかりやすくなる?

糖尿病になる人は三大合併症に注意しなければなりませんが、それと同時に感染症にも注意する必要があります。例えば、かぜ、歯肉炎、皮膚炎、腎盂炎、膀胱炎、肺炎といった感染症にかかりやすくなることが知られており、しかも糖尿病の場合は重症化しやすいため注意が必要です。

血糖値が高いと感染症にかかりやすい理由

では、なぜ糖尿病だと感染症にかかりやすいのか、原因はいくつもありますが、ここでは3つの原因を考えてみましょう。

まず第一に免疫反応が低下してしまうことがその原因となっていますが、本来は免疫反応が正常であれば一度感染した病原体に対して抗体が作られるものですが、それができずに新しい病原体の侵入を許してしまう結果となります。

次に、好中球の貧食機能が低下することが挙げられますが、これも本来は正常であれば好中球の貧食機能でウイルスや細菌を食い殺すことができますが、正常でないのでそれができず、ウイルスや細菌の侵入を許してしまいます。

さらに高血糖になると血流が悪くなって、その結果、酸素や栄養が十分に行き渡らないようになり、細胞が弱くなって感染しやすくなるという原因もあります。

感染症になったときに対処法

ではこのような感染症に対して、糖尿病の人はどのように注意すればいいでしょうか。まず薬物治療を行っている場合は、その薬を自己判断で勝手に使用注意しないことが必要です。薬を自己判断中止すれば逆に高血糖になってしまい、血液の酸性化が発生し、ひどい場合には昏睡状態に陥ることもあります。

また、感染症を疑わせる症状が現れたら、早めに診察を受けるようにしましょう。軽い風邪ならすぐに休息をとることで対処できますが、それ以外の重い疾患が潜んでいる場合は自分で対処できないこともあります。

特に食事に関しては次のような点に注意してください。それは、感染症の時は栄養をつけたほうがいいと思って、たくさん食事を摂りすぎることです。栄養をとるのはいいことですが、摂り過ぎはかえって高血糖を呼び込んでしまうことになりかねません。いつもと同程度の食事ができればそれで十分なので、余分に摂りすぎる必要はありません。