高血糖になった時は毎日、水分を多く摂取しよう!

高血糖状態が続くと、浸透圧などの影響で細胞内から血管内に水分が吸収されます。その血液が腎臓内で濾過される際、殆どの水分は尿細管から再吸収されるのですが、血糖値が高い方の場合、浸透圧利尿作用により水分の再吸収が殆ど行われずに、尿として多量に排出され脱水状態に至ります。

それを脳は感知して、喉の渇きという形で足りない水分を摂取しようとします。また高血糖な状態の血液を薄めるためにも、脳は喉の渇きを通して水分補給をさせようとします。高血糖の方が喉の渇きを我慢して水分を摂取しないと、糖尿病性高血糖高浸透圧症候群による昏睡に至る事もあるので、注意が必要です。

高血糖の脱水防止に適した水分補給

脱水症状を改善するために水分を多く摂取する必要性はあるのですが、ではどんな水分を摂取すればいいのでしょうか。コーラやジュースなどの糖分が多い飲み物は、高血糖の方の水分補給としては不適切です。

スポーツドリンクにも糖分が含まれているので避けておいた方が良いでしょう。コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があり、せっかく補給した水分をどんどん体外へ排出してしまいます。

健康な方でしたら特に問題はないのですが、脱水症状を起こしている高血糖の方にとって、この利尿作用は歓迎できません。やはりミネラルウォーターや、カフェインを含まない番茶がオススメです。

こまめな水分補強が出来ると良いです

水分の摂取は、喉が渇いた時にまとめて飲むよりも、コンスタントに行う方が効果的です。特に高血糖の方は炭水化物の過剰摂取を防ぐためにも、食間や食事前に水をコップ1杯飲むといいかもしれません。

フランスの研究によると、脱水状態の時、腎臓の濾過機能を抑制するバソプレッシンが分泌されますが、これが肝臓の受容体も刺激してブドウ糖の再生と放出を促す、つまり脱水状態が高血糖を招きやすいという結果が出ました。やはり適度な水分摂取は大切です。

高血糖の方にとって水分摂取は重要ですが、最も重要なのは高血糖の治療です。それなくして水を飲んでも尿として排出されてしまう悪循環を断つ事はできないでしょう。