高血糖が続くと全身がだるく眠気が襲ってくる!?

初期の頃は自覚症状が目立たず気づきにくい糖尿病ですが、高血糖な状態が長い年月続くと様々な自覚症状が表れるようになります。その中でも全身のだるさは糖尿病でよく知られた症状です。なぜ高血糖が続くと全身がだるくなるのか確認していきましょう。

食物として摂取された炭水化物は小腸でブドウ糖として吸収され、インスリンによって細胞内に取り込まれてミトコンドリアがエネルギー源として活用します。ところが炭水化物や糖分を急激に過剰に摂取すると、インスリンが必要以上に分泌されて血糖値は一気に下がります。下がりすぎて一時的に低血糖状態となり、だるさや眠気を感じるのです。

ブドウ糖の働きとインスリン

細胞に取り込まれた大量のブドウ糖は、運動不足などで余ると中性脂肪として溜まり、その脂肪がインスリンの抵抗性を生じさせてブドウ糖を細胞に取り込みにくくさせ高血糖状態が進みます。炭水化物の急激な大量摂取自体も膵臓の機能も疲弊させます。

睡眠不足や膵臓の疲弊、糖分の摂りすぎ等によりインスリンの働きが不十分だと、細胞に取り込まれるべきブドウ糖は不足し全身のだるさを感じます。

高血糖値な血管は浸透圧により細胞から水分を取り込み、浸透圧利尿作用により水分が尿となりますが、その際に必要なミネラルも体外へ排出され、だるさは更に酷くなります。食べてもブドウ糖が足りないので、脂肪や筋肉のタンパク質をブドウ糖の代わりに使うため、食べても痩せてきます。

高血糖と眠気について

健康な方でも食後すぐは副交感神経が活発になり眠くなりますが、食後3時間後にも眠いのは要注意です。これは食後高血糖の方によく見られる症状で、空腹時の血糖値が正常範囲内の方でも、ドカ食いで一気に血糖値が上がると、司令塔の脳が混乱してインスリンを大量に分泌し、それにより血糖値が一気に下がって眠気に襲われます。

血糖値の乱高下を繰り返していると、やがて常時高血糖な状態となり、本格的な糖尿病へ移行します。高血糖な状態が続く限り、細胞はブドウ糖不足、エネルギー不足状態で、眠気やだるさに苛まれ続けます。放置せず早期の治療をお勧め致します。