高血糖の症状と改善方法

人によって差はありますが、空腹時の血糖値が126mg/dL程度の高血糖状態でも自覚症状がない方が多いようです。高血糖の典型的な症状に多尿と喉の渇きがあります。

まず小便の量や回数がとても増えます。これは浸透圧作用により高血糖値を薄めようとして細胞内から血管内に水分が取り込まれ、浸透圧利尿作用により血管内の水分を尿として排出するため起こる症状です。一方で細胞内の水分は不足するので喉が渇き水分を多量に飲む等の症状が表れます。

高血糖の知っておきたい症状について

高血糖の方は疲れやすいのですが食事の量は増えます。これは細胞内のブドウ糖が不足しているのでだるくて疲れやすく、それを解消するため、もっとブドウ糖を求めて食欲が増すからです。

高血糖状態は静かに神経や血管を蝕みます。慢性的な高血糖状態や血行不良の影響で神経変性を生じて、立ちくらみ、便秘・下痢、勃起不全など自律神経失調症の症状が表れます。

高血糖状態は網膜の毛細血管を詰まらせ血流が滞り、新生血管という破れやすい毛細血管ができる頃になると、目のかすみなどの症状が表れます。これらの自覚症状が表れた頃には糖脳病はかなり進行しています。

高血糖の改善方法

2型糖尿病の原因で多いのが、インスリンは正常に分泌されているのに効果がない状態(インスリン抵抗性)です。運動不足等によって中性脂肪が蓄積した細胞は、それ以上脂肪が蓄積しないよう細胞内へのブドウ糖の取り込みを抑制しようとしてインスリン感度を低下させます。それがインスリン抵抗性という自己防衛システムです。

したがって運動を行って脂肪を減少させればインスリン抵抗性が弱くなり、正常にブドウ糖が細胞内に取り込まれて高血糖が改善されます。また、運動自体がグリコーゲンや、中性脂肪から分解した脂肪酸をエネルギー源として消費して高血糖値を改善します。

食生活を改めるのも高血糖の改善に効果的です。まず膵臓の負担を減らし長い飢餓状態による肥満を防ぐため1日三食に分けて食べます。急激な高血糖状態を避けるために早食いをやめ、食物繊維を多めに摂り、ご飯やパンなどの炭水化物を食べ過ぎないようにして下さい。