血糖値を下げる効能のある温泉で治療する

血糖値が高い状態が続くと血液の粘性が上がって血行が悪くなり、やがて動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞へと進みやすくなります。それだけに早く治療しておくべきですが、最近テレビで話題になるのが糖尿病を改善する効能がある温泉についてです。

入浴と血糖値を下げる効能

温泉に限らず、ただのお湯に浸かる入浴でもカロリーを消費しますし、副交感神経が優位に働いて血管が開き血行が良くなる効果があります。血行が良くなると血糖が筋肉に取り込まれやすくなり、血糖値が下がります。

しかし入浴も入り方を間違えてしまうと、ほとんど効能はありません。熱すぎる風呂は交感神経を刺激して血管を縮小させます。また、水圧が高いと末端の血管を圧迫して血流が滞り、血糖の吸収も阻害されます。

寝そべるような姿勢の入浴でしたら水圧が低めになり理想的ですが、ご家庭の浴槽の構造で、できない方もいらっしゃいます。その場合は、浴槽に椅子や洗面器を沈めておいて、その上に腰を置けば、ちょうど寝ながら入浴する姿勢になります。

温泉と血糖値を下げる効能

最近「みんなの家庭の医学」などのテレビ番組で、血糖値を下げる効能があると紹介されているのが、群馬県の草津や万座温泉などの酸性泉です。酸性泉には亜鉛、マンガン、クロム、鉄等が溶け出していますが、それらの成分は皮膚から浸透して膵臓に働き、インスリンの分泌を促します。また硫化水素自体にも血管を広げる作用があるので、血行が良くなり血糖値を下げる効果があります。

硫黄泉の入り方ですが、刺激が強いので一回につき5分程度入り、一日に2、3回程度にとどめておきます。温泉に入ったり出たりを繰り返すと、血管は拡張と収縮を繰り返して、ストレッチをした時のように血管の弾力性が増す効果があります。

血糖値を下げるには食事療法や運動療法も必要ですが、番組ではそれらなしでも空腹時の血糖値が下がったという結果が出たそうです。二泊三日程度の湯治だと2、3日後には効果がなくなるそうですので、温泉に入らない日常生活では、やはりきちんと食事療法や運動療法を行う必要があります。