尿検査のケトン体を測って高血糖かどうか調べよう

糖尿病であるかどうかの診断には血液検査と尿検査の2つが用いられます。健康診断ではこの2つが同時に行われますので、数値によっては糖尿病であると判断される可能性もあります。特に気をつけておきたいのが尿検査におけるケトン体ですね。

尿検査におけるケトン体っていったい何を指しているの?

糖尿病になるとインスリンが不足してしまい、血液中にあるブドウ糖を充分に利用できなくなります。ブドウ糖は御存知の方も多いでしょうが、人間の生命維持には欠かせないエネルギー源として使用されているので、不足してしまうと危険な状態になってしまうのです。

そこで人間の身体はブドウ糖が不足すると、蓄積してある脂肪をエネルギーにして使うようにできています。

この脂肪を分解する時に発生するのがケトン体と呼ばれる成分になります。通常であれば筋肉や腎臓などで再利用されるのですが、過剰に増えてしまうと尿とともに体外に排出されるのです。

ですので、尿の中にケトン体が含まれているかどうかを調べることで、インスリンが正常に機能しているかどうかの指針となります。

ケトン体が増えすぎると危ないって本当なの?

ケトン体が過剰に増えてしまうと、体内が酸性になってしまいます。この酸性になった状態をアシドーシスと言い、ケトン体が原因の場合はケトアシドーシスという症状を引き起こす可能性が高くなるのです。

ケトアシドーシスは糖尿病における急性症状の1つであり、重症の場合ですと昏睡を起こしてしまうなど意識障害を起こすリスクがあります。最悪のケースでは命の危険もあるものなので、何かしらの異常があればすぐにでも医療機関に相談してください。

一般的にケトアシドーシスは1型糖尿病患者に多いとされていたのですが、近年ではペットボトルの清涼飲料水を多量に摂取することで引き起こされることもあり、決して関係のない症状だとは言い切れなくなっています。

一時的に高血糖になってしまいますので、脱水症状を起こすこともあり、その場合は高血糖高浸透圧昏睡と呼ばれる症状を引き起こすリスクが出てきます。